kachimi
kachimi は、散らばった資料・会話・判断の断片から、チームが見るべき価値を浮かび上がらせる AI 協働基盤です。 AI と人の作業をドキュメント中心に記録し、根拠をたどり、判断を磨き、次の仕事へつなげます。
AI 活用を、属人的な試行錯誤で終わらせないために。
AI ツールを個人で使うだけでは、判断の根拠・修正の経緯・再利用できる知見がチームに残りにくい。kachimi は、AI と人の作業をドキュメント中心に記録し、観察し、改善するための業務基盤です。組織の仕事を、より速く、より確かに、次へつながる形にします。
kachimi という名前には、価値を「見る」、知見を「満たす」、判断を「磨く」という思いを込めています。情報をただ処理するのではなく、チームが何を見るべきかを揃え、成果につながる知へ育てていくための場所です。
3 つの世界観の柱
ドキュメントは「知を紡ぐ場」
ドキュメントは単なる成果物ではなく、人の叡智を整え、他者と結び紡ぐための営みです。AI と人が重ねた思考の経緯はいつでも辿ることができ、それが次の判断を支えます。
リーダーは「デザイナー」へ
責任者は単なる進捗管理者ではなく、Playbook で仕事の進め方をデザインする設計者です。誰が何をどう進めるかを描き、AI と人の動きを噛み合わせます。
案件ごとに賢くなる
採用した修正・却下した候補・AI が滑った箇所 ─ すべてが次の案件で AI に注入されます。「この顧客は曖昧表現を嫌う」という学びまで、組織全体で引き継ぎます。
すべての設計判断は、3 つの目標に照らして検討される。
これら 3 目標は、最終的に「価値ある成果を、より速く・より確実に届ける」という一点に収束する。
汎用性 & 将来追従性
AI 進化(マルチモーダル・長コンテキスト・自律エージェント・新モデル)に追従できる骨格。特定モデルへの依存を排除し、サブロールごとに差し替え可能な設計とする。
主担当: Layer 2 + Layer 3全アクターの観察 & 訂正
人が AI・他ロールの動きを 1 画面で把握し、いつでも訂正指示を出せる。Activity Stream + Steer で「見えない作業」をゼロにする。
主担当: Layer 1リーダーのメタ設計
責任者が「やり方」を一級資産として設計・改善できる。Playbook は組織知として蓄積され、プロジェクトをまたいで再利用される。
主担当: Layer 4役割ごとの活用シーン
プロジェクト横断で俯瞰
ログインすると個人ダッシュボードに、参加中の 3 プロジェクトのアクティビティが一覧で表示される。そのうち 1 件で AI 能動検出が critical バッジ を立てていた。「note A と note B の業務定義が矛盾している可能性」という指摘をクリックし、Drill-Down で根拠の元ファイル箇所を確認。問題と判断して正式課題として起票する。その後、新規プロジェクトの Playbook を組織標準テンプレートから派生して作成。「初動は plan_only、設計フェーズは accelerated、最終段は strict_review」と段階ごとの AI 自律度を設定して保存する。
AI チャットで業務一覧を生成
「業務一覧を 5 つの PDF から作って」と AI チャットに話しかける。AI が分析プランを提示し(トークン見積 8K、注入スキル 2 種、参照ソース 5 件)、内容を確認して承認。バックグラウンドで処理が始まるので、その間に別案件のレビューを並行して進める。10 分後、アクティビティストリームに「note 生成完了・品質スコア(3軸): 事実性 0.91 / 網羅性 0.84 / 形式 0.95」と表示。網羅性が低いことが気になり、該当箇所をクリックすると AI が「◯◯業務が抽出できていない可能性」と明示。Steer で「◯◯業務の章を追加して再生成して」と追加指示を入れる。
AI 提案候補をさばく
スケジュールビューを開くと、自分のタスクが 3 件・レビュー待ちが 1 件・AI が提案した課題候補が 2 件(自分が起票した note に関連)表示されている。AI 提案候補を確認し、1 件は内容が正しいと判断して正式 issue へ昇格。もう 1 件は「このプロジェクトの範囲外」として却下する。却下した理由は自動で「rejection(ネガティブサンプル)」として組織記憶に蓄積され、次の案件で AI が同様の提案をしなくなる。
AI 一次レビュー済を人として確認
アクティビティストリームで自分へのメンションを確認すると、レビュー待ちのドキュメントが 1 件。現在は「AI 一次レビュー後に人が確認」の段階のため、AI がすでに「事実性 0.94・網羅性 0.88・形式 0.92・承認条件(GUARD)全通過」と判定済みだった。人として内容を確認しても問題なし → 承認する。別件で AI が自動承認した draft を念のため確認し、表現に 1 件指摘。「これは標準ルール」フラグを付与して組織記憶(convention)に昇格させると、次の案件から AI がこのルールを自動で適用するようになる。
一日を俯瞰し明日に備える
終業前にアクティビティストリームで一日の動きを俯瞰する。AI の処理が 23 件完了、人手編集が 12 件、人による承認ゲートを 1 件通過、課題候補が 2 件昇格・1 件却下、トークン予算の消費は月予算の 18%。明日からのフェーズ遷移を Playbook で確認すると、design フェーズに入る予定で session_mode が accelerated に切り替わる。設定に問題がないことを確認して、本日の作業を終える。
プロジェクト中央の景色
AI と人のすべての行動が 1 本のタイムラインに記録される、プロジェクトの「実況中継画面」。誰が何をしたか、AI がどんな判断を下したか、時系列で一目で把握できる。緊急度の高い指摘(critical)はログイン時に自動で画面に表示される。
Playbook を軸にした5 層の構造
責任者が Playbook にプロジェクトの「やり方」を書くだけで、AI と人の動きが自動的にその方針に従う。要件定義なら「初動は AI 提案のみ・最終段は全件人レビュー」、調査分析なら「分析は AI 主導・成果物だけ人確認」など、業務の特性に合わせて自由に設計できる。この Playbook は 4 つの部品と 27 の型で構成される。
メタ設計
実行制御
能力基盤
観察・訂正
基盤
Playbook を構成する 4 つの部品
この 4 部品で表現できる 27 の進め方
単一の「AI」ではなく、6 つのエージェントタイプ
AI の働きを役割ごとに分けることで、何が起きているかが見えやすくなる。各クラスターはモデル差し替え可能でベンダー固定なし。
ファイル取込からシステム構築まで、主な機能
資料の取り込みから分析、ドキュメント作成、コード生成・GitHub Push まで、知的業務の一連の流れを支援する。
ファイル読込・Markdown 変換
あらゆる形式のインプットを AI が構造化 Markdown に変換する。
- PDF(テキスト・OCR)/ Office / ソースコード / 画像など広範な形式に対応
- 再変換のたびに新バージョンを生成し、旧版を履歴として保持
- 変換ステータスをリアルタイムで UI に反映(処理中 / 完了 / 失敗)
ドキュメント作成
テンプレートに従い AI が成果ドキュメントをドラフト生成し、人がレビュー・修正を加える。
- 要件定義書・設計書・リバース仕様書・業務改善提案など案件種別を問わない
- 指摘 → 再プロンプトまたは直接編集、全版をバージョン管理
- AI チャットで探索的にメモを積み上げ、段階的に成果物へ昇格
検索・分析
複数のソースファイルや変換 Markdown を横断して AI が集計・文脈分析を行う。
- 複数ドキュメントにまたがるキーワード・概念の横断検索
- AI チャットで文脈を問い合わせながら対話的に分析を深掘り
- 分析結果を分析ノートとして格納し、後続の生成作業に活用
評価レポート
分析結果をもとに、AI が定量・定性の評価レポートを自動生成する。品質スコア(3軸)で AI 出力の信頼度を明示する。
- 業務課題・ギャップ・リスクを構造化して整理
- 品質スコア 3 軸(事実性・網羅性・形式)を付与し、低い軸を Drill-Down で深掘り
- 人のレビュー指摘で再生成し、精度を反復的に向上
可変段数承認フロー
テンプレートごとに承認段数・承認者ロールをコード変更なしで自由設計できる。
- 段階ごとに「AI 自動通過 / 人レビュー必須」を柔軟に組み合わせ
- ガードルールで通過条件を JSON スキーマで管理・拡張
- 承認状況と担当者ロールをスケジュールビューで一元可視化
トレーサビリティ
AI 生成物の根拠を、元ファイルのページ・セクション・セル単位まで辿れる。
- AI 生成物に prompt_hash / output_hash を自動付与し改ざんを検知
- 生成理由・参照スキル・注入記憶を Drill-Down でトレース
- 全操作・承認・AI 出力を Append-only 監査ログに記録
タスク分解
要件や課題を入力に、AI が具体タスクを階層的に分解する。
- 不足情報があれば AI が深掘りヒアリングで不明点を解消
- 親課題 → 子タスク → サブタスクの階層構造で粒度細かく整理
- バージョン管理・ステータス遷移・参照リンクの仕組みを共通利用
スケジュール管理
AI が依存関係・期日・担当者を自動付与し、プロジェクト全体の進捗を可視化する。
- ガントや一覧で進捗・期日・担当・レビュー予定を一望
- 複数プロジェクトを横断した個人ダッシュボードで自分の担当を把握
- 責任者や担当者はスケジュールを手動調整してプロジェクトの実態に合わせる
画面サンプル作成
画面要件から AI が HTML プロトタイプを生成し、ブラウザで即座にプレビューする。
- 要件定義書・画面設計書を入力に単一ファイルの HTML を自動生成
- 生成物をバージョン管理・トレーサビリティ付きで格納
- 顧客説明用に PDF・Word 形式でそのままエクスポート可能
コード生成・インフラ構築
設計書からアプリコード・Terraform IaC を生成し、GitHub への Push/PR 作成まで一気通貫で担う。
- 要件定義書・設計書を入力にアプリコードと Terraform を自動生成
- 確定した成果物を GitHub リポジトリへ Push・PR 作成
- GitHub Actions の実行結果を Activity Stream でリアルタイム観察
AI と人の仕事を、組織の力に変える。
ChatGPT 単体でも Notion でも Cursor でもない。ドキュメント・プロセス・判断履歴をつなぎ、AI 活用をチームで運用できる形にする協働基盤です。